キウイの料理教室。
先日、ニュージーランド出身のUshka(ウシカ)さんの料理教室へ行ってきた。
*ニュージーランドの人は自分たちをKiwi(キウイ=国鳥)と呼ぶ。
南インド料理教室に引き続き、英語による料理教室。
ウシカさんのクラスに参加するのは今回が初めて。
昨年、私たち夫婦は新婚旅行でニュージーランドへ行ったので、とても気になっていたクラスだった。
ウシカさんはニュージーランドの南島出身。
ちょうど昨年私たちが通りかかった、小さな町で生まれ育った。
笑顔が少女のようで、料理教室のHPに、
「現代版大人になったアルプスの少女ハイジ」
とコメントされていたのが納得できる。
とってもピュアな雰囲気のかわいらしい先生。
話が飛ぶけど、私の好みのタイプは「スナフキン」。
「やあ、ムーミン。ボロロロロ♪(ギターの音)」
文房具、食器、携帯の待受画面など、私の有視界内には必ずスナフキンがいる。
もちろん、スナフキン以外のムーミングッズもいっぱい。
ウシカさんの家に入った時、すぐにウシカさんがムーミン好きとわかった。
お皿もコップも「ムーミン谷の仲間たち」がいっぱい。
私も嬉しくなって、ちょうど持っていた「ムーミンのミニタオル」と、「スナフキンの待受画面」を見せると、いいリアクションで喜んでくれた。
ムーミンってグローバルだなぁ、と単純に感動。
話を元に戻そう。
ウシカさんはロンドンのビジネススクールで英語教師をしていたこともあるそうで、ありがたいほどきれいなQueen's Englishを話してくれる。
私でさえ聞き取れるくらい丁寧に話してくれるので、一瞬、自分の聞き取り能力がUPしたのかとぬか喜びしてしまう。
今回、生徒は私を入れて6人。
他の先生のクラスは、家に集まるとすぐに料理開始なのだけど、ウシカさんのクラスは初めに簡単な英会話レッスンをしてくれる。
今回は
definitely is
must be
might be
can't be
definitely isn't
proberbly is
などの使い分けをレッスン。
そして、習った表現を使って、スパイス類を匂いで嗅ぎ分けるゲーム。
“It definitely is cardamon.”
“It must be clove.”
という感じで。
そのあと、メニューを見てどんな料理か想像し、写真を見つけるゲーム。
これが意外と難しく、すぐには想像がつかない。
たしかに、レストランのメニューの表現ってわかりにくいことが多いなぁ。
「ギリシャ風」とか「ブルゴーニュ仕立て」とか想像しにくい。
(昔、「森の木こりの怒りんぼパスタ」なるものを注文したら、「辛口トマトソースのキノコ入りペンネ」が出てきたことを今思い出した。)
それにしても、同じ英会話レッスンでも、食べ物ネタになると自然と夢中になる。
私って食道楽だなぁ、とつくづく思う。
英会話レッスンの後、いよいよ料理開始。
今回はチョコレートづくしの“秋のデザート”。
「チョコレートのクラスを開いて!」という要望から生まれたクラスらしい。
ハローウィンにちなんでカボチャも使い、とても秋らしいメニュー。
・Pumpkin and White Chocolate Pie
〜カボチャとホワイトチョコレートのパイ(そのまんま)
・Mendiants
〜チョコレートにドライフルーツなどをトッピング
・Autumn Spiced Hot Chocolate
〜スパイスたっぷりの体が温まるホットチョコレート
カボチャのパイは小麦粉を使わないのでカボチャプリンのような感じ。
台生地の全粒粉ビスケットの塩味が甘さを調和してくれる。
Mendiantsは簡単なので、子供ができたら一緒に作るといいかも。
上の2品が甘いので、ホットチョコレートにはあえて砂糖を加えなかった。
お好みで砂糖、マシュマロ、ホイップクリームなどを足す。
スパイスが効いているので、そのままでも充分コクがあっておいしい。
ちょうどこの日は寒かったので、ホットチョコレートが体にじんわりしみ入った。
食事中も、ウシカさんが1人1人に話しかけてくれて、和やかな会話が続いた。
おいしいお菓子とウシカさんのやさしい笑顔に癒された1日だった。
ほんわか。
*******
<作り方>
・Pumpkin and White Chocolate Pie(1ホール)
材料:パンプキンペースト 1缶
(普通のカボチャでも可)
エバーミルク 300cc
砂糖 3/4カップ
塩 大さじ1/4
シナモン 大さじ2
ジンジャーパウダー 大さじ1
クローブパウダー 大さじ1/2
カルダモンパウダー 大さじ1/2
卵 2個
<台生地>
全粒粉ビスケット 12枚
ホワイトチョコレート 1枚
バター 50グラム
型にバターを塗っておく。
ビスケットをミキサーで砕き、溶かしたバターを入れてさらに混ぜる。
砂糖、塩、シナモン、ジンジャー、クローブ、カルダモンを混ぜる。
こんな便利な計量スプーンがありました。
大きめのボールで卵を混ぜ、パンプキン缶と砂糖、スパイス類を加える。
220℃で15分焼いた後、180℃に下げてさらに30分焼く。
あら熱が取れたら型からはずす。
・Mendiants
材料:ビターチョコレート(ウシカさんおすすめは「ガーナ」)
ドライフルーツ
ナッツ類
スプーンでベーキングシートの上にチョコレートをのせ、スプーンの裏を使ってまるく広げる。
・Autumn Spiced Hot Chocolate
材料:牛乳 2カップ
ココアパウダー 大さじ4
砂糖(いれなくても可) 大さじ4
シナモン 大さじ1/2
オールスパイス(パウダー) 大さじ1/4
ナツメグ 大さじ1/4
トッピング:シナモンスティック
ホイップクリーム
マシュマロ
チョコレートスプレー
鍋(今回はル・クルーゼ)に材料を全て入れる。
火を付け、かき混ぜながら熱くなるまで熱する。