スナフキン&ソムリエナイフ。


昨日は職場で制服返却と荷物整理。
明日の辞任式には制服を着ないため、もう制服を着ることはないと気づいた。結局最後に制服を着たのは、以前書いた最終出勤日。感動しそびれたなぁ。。。


・おかえりなさい、スナフキン

荷物整理の最後に、待機室の食器棚から愛用のマグカップを取り出した。

入社して1年経ったころ、わけあって例外的な早さでケイ○課勤務を命ぜられた。右も左もわからず戸惑う私に、まず係長が言ったことは、「明日、マグカップを持ってきてね。お茶飲むでしょ。」
その日の仕事帰り、立ち寄った文房具屋で見つけたがこのマグカップスナフキンは小さい頃からずっと憧れていた人。スナフキンと一緒にいれば、きっと辛いときも乗り越えられる!と信じてレジへ向かった。それ以来7年間、ずっとスナフキンに見守られながら仕事をしてきた。
異動の度に、職場から職場へ共に移り、新しい環境で緊張していても、このカップでお茶を飲むとふ〜っと安心したものだ。
洗い物をするとき、うっかり上司のカップや湯飲みを割ったこともあったけど、スナフキンはしっかり(ちゃっかり)生き残っている。。。
7年経って、ようやく家に帰ってきたスナフキン。長旅、お疲れさまでした。


・感動のソムリエナイフ

8年半仕事をしてきて、たくさんの素敵な方々と仕事をしてきた。その中でも、心から素敵だと思えた方が、結婚式でスピーチをしていただいた、前職場の上司であるK課長。一見物静かだけれど芯があり、うちの職場ではとっても稀な紳士的な方。何よりも部下を盾となって守ってくれるので、安心して思い切り仕事をすることができた。(実際、私は何度も迷惑をかけてしまった。。。)
実は、K課長はこの仕事に就く前にワイン農家で働いていた。ブドウ畑で働く写真を拝見したときは心底驚いたけれど、ワインに紳士的な課長の姿を重ねて妙に納得し、そんな意外性も魅力だった。


そんなK課長とは、今も同じビルで働いている。時間があるときに寄ってほしいというメールをもらっていたので、昨日、荷物整理の後に課長のところへ顔を出した。すると、「ちょっと早いけど、退職祝いです。ご主人とおいしいカリフォルニアワインを飲んでください。」と、プレゼントをいただいた。

家に帰って開けてみると、、、


フランス製シャトー・ラギオール(Chateau LAGUIOLE)ソムリエナイフ!なんと、3年間保証付き!
K課長、やっぱり素敵だわ。こんな洒落たサプライズをしてくれる方は、うちの職場にはなかなかいない。ソムリエナイフという物を知っている人も少ないかも。。。
私はさすがにソムリエナイフは知っているし、いくつか持っているけど、シャトー・ラギオールという名前は初めて聞いた。失礼ながら調べてみたら、世界のソムリエが愛用するソムリエナイフだそうだ。(ひょっとして常識?)
シンボルマークの虫はミツバチで、「フランスオーベルニュ地方ラギオール村出身の兵隊達が皇帝ナポレオンに度重なる戦場でその勇敢さを認められ、皇帝のマントに飾られている象徴のミツバチを彼らの刀につける許が得られた事がはじまり」らしい。(ホームページより)
私がいただいたソムリエナイフの持ち手はエボニーウッド(黒檀)でできており、いい感じに手に馴染む♪なんだか使うのがもったいないけど、使わないのももったいないので、これからどんどん使い込んで行きたいと思う。


明日、8年半握ったマイクをステージに置きます。さよならのかわりに。。。