名所など。


驚くほど観光地化されていない下北半島。どこへ行っても、観光で儲けようという雰囲気は少しも見られない。そんな下北半島に点在する景勝地などをご紹介。


・「仏ヶ浦」


下北半島の西側の海岸に位置する仏ヶ浦。死ぬ思いをして走った海峡ライン沿いにあり、道路から徒歩で降りることができる。(往復40分かかるらしい。)
でも、私たちは前日泊まった民宿のおかみさんのおすすめで、牛滝という漁村から出ている小さな観光船で観光してきた。(そんなことしてるから時間がなくなるのよね。。。)
牛滝から仏ヶ浦までは15分くらい。到着後20分くらい観光してから、また牛滝に戻るというルート。


岸壁に沿って岩山がそびえ立つ。


ハスの形の岩、「蓮華岩」。

海峡ライン沿いから見下ろした仏ヶ浦。

予想以上に見応えがあった。おかみさんの言うとおり、どうせ見るなら船で海側から見る方が迫力があってオススメです。


・「本州最北端の地の碑」


大間崎は本州最北端の地(地図の左上端)。宿泊した民宿の向かい側に、その碑は立っていた。

津軽海峡に浮かぶ弁天島弁天島の向こうには函館が見える。(曇っていたため写真には写らなかったけど。)大間〜函館間はたったの17キロ。手を伸ばせば届きそう。

碑の横には、マグロVS海の男の像。

海の男に負けたマグロ。

「マグロ一筋」と書かれたTシャツが売っていて、買おうかどうしようか本気で迷ったけど、どう考えても着る機会がないのであきらめまちた。。。


・「恐山&宇曾利湖」


薬研温泉から山道を14キロほど登り、硫黄の匂いが漂いはじめると恐山が見えてくる。恐山は、めずらしく観光地化されている名所。恐山と言う山があるのではなく、霊場がある一帯を恐山と呼ぶようだ。

「人が死ねばお山に行く」という信仰から、連日信者が訪れる。

霊場にはいくつもの地獄がある。代表的な血の池地獄。リアルすぎ。。。

霊場から一望する宇曾利湖はとっても美しい!水も透き通っていて真っ青。


恐山と言えばイタコの口寄せ。といっても私はよく知らなかったけど、亡くなった方と会話ができる人たちらしい。どんなものかとイタコのいる小屋をのぞいたら、お昼時のためお弁当を食べながら客の相手をしていた。そんなんでいいのだろうか。。。
恐山には境内に温泉が沸いており、宿坊を体験できる施設がある。宿坊には興味があるけど、1泊2食12000円とお高いのが気に入らずパスいたしまいした。


締めくくりは、恐山名物、霊場アイス

白(バナナ)が霊場アイスで、その他の味はおまけらしい。とりあえず、白とヨモギを注文。さっぱりとしていて、疲れた体にじっくり染みわたった。



・「尻屋崎」


尻屋崎は半島の北東端にある(地図の右上端)。白亜の灯台と寒立馬(かんだちめ)が有名

この灯台は「日本の灯台50選」にも選ばれている。

立馬は、農用馬として改良された田名部馬で、粗食で寒さに強いのが特徴だそうだ。胴長短足なところが愛くるしい。現在30頭ほどが放牧されている。

馬が逃げないように下が網状になっている踏切。これも尻屋崎の名物らしい。


この辺りの海もきれい!沖縄の海のように青い!


・「六ヶ所原子力発電所


決して名所ではないけれど、印象に残ったので。学生時代、原子力の勉強をしていたオット。下北半島の東側海岸に位置する東通村六ヶ所村には原子力発電所があり、せっかくなので六ヶ所村原発まで頑張って足を伸ばした。

オットが人生の方向を変えずに原子力の世界で生きていたら、こういう所で働いていたのかもしれない。そして、キレイな受付嬢と結婚し、自然いっぱいの青森を満喫しながら幸せな一生を終えたかもしれない。残念でした!


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いかがでしたでしょうか。
素朴さが魅力の下北半島。いつまでもそのままでいてほしい。