海の幸にまつわるあれこれ。


今回の旅行で私が一番楽しみにしていたのは、海の幸!
やっぱり、食べる楽しみがないとね。頑張った後のご褒美は大事。
そんな、海の幸にまつわるお話です。


・毎日ホタテづくし♪


陸奥湾はホタテで有名!下北半島では、陸奥湾に面していない町でもホタテが代表的な海産物として登場する。
どこで食べてもプリップリ♪今回の旅行中、毎日毎日、飽きるくらい(飽きなかったけど)食べました。どのくらい食べたかと言うと、、、

宿の夕食。in 脇野沢

こちらも宿の夕食。in 脇野沢

ホタテ丼。in むつ市

名物ホタテの貝焼き。in むつ市

イカスミラーメンの中にも。in 大畑町

イカスミ焼きそばの中にも。in 大畑町

宿の夕食にはホタテみそ焼き。in 石神温泉

漁師丼。in 尻屋崎

うにホタテ丼。in 尻屋崎

ホタテ陶板焼き。in 横浜町(ホタテのお刺身付き)

ホタテラーメン。in 横浜町


ホタテ1年分食べました。


で、最終日にそれぞれの実家に活ホタテを送ろうとおもって道の駅へ行った所、こんな表示が。
「夏季は貝毒発生のため出荷できません」
え〜!じゃあ、私たちが食べていたホタテは何だったの???と思ったら、海からあがったばかりの新鮮なホタテは心配ないらしい。海水温の高い時期はバクテリアが発生しやすく、それを食べたプランクトンがホタテの餌になっている。ホタテのウロという部分のみに貝毒が発生し、新鮮なものは貝毒が繁殖しないのでウロさえとれば生で食べられるとのこと。
びっくりしたなぁ。陸奥湾や近海で採れたと思って喜んで食べていた大量のホタテがまがいモノだったらどうしようかと思った。。。



・「マグロなんてどうでもいい」


さて、今回、私がもっとも楽しみにしていたのは大間のマグロ。言わずと知れた高級食材で、なかなか口にすることはできない。ネットで調べて生の大間マグロを食べられる民宿を予約し、特別料理のマグロも追加注文して、準備ばっちり♪あとはその民宿にたどりつけばいいだけ。
でも、そのためには海峡ラインという難関を走り抜かなくてはならない。これが甘くなかった。。。海峡ラインといっても、内陸を通っている山道。500m以上の山を2つ越え、その他にも多くのアップダウンを繰り返す。1つ目の山ですでにヘトヘト。2つ目を越える頃にはもう限界。。。でも、目の前には坂が延々と続く。。。
ここで、まだお昼ご飯を食べていないことに気づいた。この辺りはまったく観光地化されておらず、そんなところも魅力なのだけど、食事をするお店もまったくない。北海道のように、海沿いに「ウニ丼!いくら丼!」などのノボリが立っていると思っていたら1つも見えない!
仕方がないので非常食のビスケットとアーモンドチョコでエネルギー補給をしながら進んだ。ようやく小さな食事処が現れたときにはすでに午後3時。時間もなかったし、疲れすぎて食欲もなかったので、再びビスケットだけかじって進む。


進んでも進んでも、アップダウンが続く。ペダルを踏む足に力が入らず、平坦な道でもスピードが出ない。とうとう、宿の夕飯の時間には間に合わなくなってきた。でも、あと10キロくらいのところで、足が動かなくなってしまった。自転車から降り、手で押しながら坂道を登っていたけど、その足にも限界がきた。前に進めない。。。


オットが横で私を励ます。「あと少し。マグロが待ってるよ。」
そこで出た私の言葉。「マグロなんてどうでもいい。」


これには、オットも驚いていた。あんなに楽しみにしていたマグロ、しかも高級マグロを目前にして「どうでもいい」とは。でも、それくらい限界にきてたのよ。。。


なんだかんだで、予定より1時間遅れで今夜の宿「海峡荘」に到着。おかみさんは「疲れたでしょ。お風呂先に入る?」とやさしく迎えてくれた。疲れすぎて、私の愛想笑いも引きつっていたにちがいない。。。思考回路もおかしくて、お風呂に入っている間もボーっとしていた。
でも、マグロを前にすれば、疲れも取れるだろうと思って食堂へ。テーブルには海の幸が盛りだくさん。マグロだけでなく、ウニも1人2個ついてくる♪


しかし。。。食べる気がしない。。。
クタクタで、今すぐ眠りたい。。。
これには自分でも驚いた。今まで、どんなに疲れていても、食べ物を前にすれば疲れも吹っ飛んでいた。でも、今回は完全にバテバテ。結局、マグロとウニを強制的に少しだけ口にしただけであとは食べられたなかった。。。
おいしいモノを食べるために頑張って走ったのに、走ったせいで食べられないなんて。。。(涙)何となくおいしかったことは覚えているけれど、もっとじっくり味わいたかった。。。大間のマグロを。。。(号泣)


私が食べられなかった料理を載せておきます。
ここ海峡荘は1泊2食7000円。

もともとついてくるお刺身。

ウニは1人2個!

追加注文のマグロ。3000円也。

私はほとんど食べられなかったため、オットは残りのマグロを機械的に食べ続けた幸せ者です。(それはそれで大変だったらしい。)


ちなみに、あまりにくやしいので、翌日マグロのお刺身だけ食べてから出発しました。

これはほんっとにおいしかった♪やっぱり生は違う!またいつか、万全の体調で行きたいと思います。
マグロ〜!待ってろよぉ〜!


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といった感じで、マグロに関してはかなり心残りがありますが、その他の海の幸はたっぷり堪能してまいりました。あぁ、やっぱりくやしい。。。