めずらしくイタリアワイン。


美容師さんにおすすめされたイタリアワインを買って飲んでみました。


と、ワインの感想の前に、美容師さんとワインの話になった経緯について。


いつもの担当の美容師さんが今年の春に結婚して岐阜へ行ってしまった。なかなか合う美容師さんがおらず、ようやく出会えた人だっただけに、とても残念。


それ以来半年間、他の美容室に行っていたけど、いまいち。。。結局、もとの美容室で別の美容師さんにお願いしてみた。その美容室は雰囲気も好きだったし。


今回は、目測30代半ばの女性。前の人ほどではないけれど、信頼できそうな人だったので、これからもお願いすることにしよう。


私は、おしゃべりな美容師さんや、表面的に盛り上げようとする美容師さんは苦手。適度に話をしてくれて、適度に放っておいてくれる人がいい。前の人も今回の人も、のんびりしていて落ち着いた雰囲気だし、わざと盛り上げようという感じがなくてちょうどいい。


ただ、今回の美容師さん、おしゃべりではないけれど、話すときは急に立ち入ったことを聞いてくる。


結婚してるという話もしてないし指輪もしてないのに、最初に尋ねられたのが、「結婚して何年ですか?」
カルテを見れば途中で名前が変わったのがわかるのかな。。。


まあ、それはいいとして、次に尋ねられたのが、「この人と結婚しようと思った決め手ってなんでした?」


思わず、「え?」と驚く。私、あなたと初めて話すんですけど。。。


ちょっと驚いたけど、別に悪い気もしなかったから、とりあえず、「安心感ですかねぇ。」と返事しておいた。


そして、私も負けじと、「結婚されてるんですか?」と聞いてみた。


すると、今度は美容師さんが「え?」と驚いた様子。驚くなら聞かないでくれ。。。


美容師さんは、「1回結婚して、1回やめて(苦笑い)、今は別の人と付き合ってます。けっこううまくいってて楽しいです。」と、嫌がることもなく答えてくれた。


次に聞かれたことは、「お酒は家で飲むんですか?」


お酒が好き、という話もしてないのに、お酒好きを前提とした口調。前の美容師さんとお酒の話をした覚えがないから、カルテにもメモされてないはず。なんなのだろう、この美容師さん。でも、嫌な感じはしないから不思議。


私  「旦那さんがお酒が弱いので、一人で飲んだりします。」
美容師「家で飲むのって、気楽でいいですよね。」
私  「友達を呼んだりしても楽しいですよね。何を飲むんですか?」
美容師「ワインですね。」
私  「私も好きです。(赤と白)どっちが好きですか?」
美容師「赤です。」
私  「私も赤が好きなんですよ。」


そんな感じでワイン話に花が咲き、イタリアワインが好きというその美容師さんがおすすめのワインを教えてくれた。「いつも買うのは、モンテプルチアーノのワインです。値段も2000円くらいだから手頃ですよ。すぐそこの酒屋で売ってます。『そこの美容師にすすめられた』と言えば、すぐわかると思いますよ。」


ちょうどワインも切れてるしぃ。。。ということで、さっそく帰りに美容室のトイメンにあるその酒屋へ寄ってみた。青葉台駅から歩いて3分くらいの所にある、昔ながらの酒屋さん。小さいけれどお店の人のこだわりが感じられ、ワインひとつひとつに丁寧なコメントが書かれている。


フランスワインを主に扱っていて、その他、各国の店長おすすめワインが所狭しと並んでいる。アメリカに住む友人にすすめられたカリフォルニアワインRIDGE(1995年。“Lytton”と書かれていたのは覚えている。)も置いてあった。


とりあえず店内をながめた後、「そこの美容師さんのおすすめのワインってわかりますか?」「ああ、これですよ。」彼女は相当通ってるらしく、すぐにわかってもらえた。


他のワインも眺めていたら、店長さんに、「どんなのが好みですか?」と聞かれ、「重みがあって、香りが良くて、酸味のないモノを。」
と言うと、「それなら、南仏のワインがいいですよ。気候的にも完熟した甘いブドウを使っていて、ベリーの香りがします。しっかりしていて重みがあるけど、丁寧に作られてますよ。」と言って、3種類のワインをすすめてくれた。なるほどぉ。


どれも欲しくなったけど、色々買うより、一つずつじっくり試してみようと思い、とりあえず美容師さんがすすめてくれたイタリアワインだけ買って帰りました。


それがこちらです。

“CASALE VECCHIO Montepulciano d'Abruzzo 2004”
(カサーレ・ヴェッキオ・モンテプルチアーノ・ダブルッツオ)


ラベルにある説明を借りると、
「通常であれば1本の葡萄樹に8房の実をつけるところ、信じ難いことに僅か2房に制限して造られました。このためスタンダードクラスと比べると色も濃く、香りも際立っており、味わいは驚くほど凝縮されています。発酵は、ステンレスタンクで行われ、アリエ産のフレンチオーク(新樽)で4ヶ月熟成されます。」
だそうな。


で、飲んでみると、確かに凝縮された味わい。香りも良く、酸味も少ない。ほのかな樽の香りもいい感じ。少し渋みがあるけど、私は渋めのワインも好き。2000円にしてはおいしいかも。(ワインの表現が苦手でごめんなさい。)


ちなみに、私は記憶にある中でイタリアワインを買うのは初めて。イタリアンレストランでは飲んでたと思うけど、いまいち印象が薄い。買わない理由はないけど、買う理由もなかった。


今までは濃厚なイメージからチリ、スペインのワインが多かった。こうして手広く試してみれば、新しい発見もあるかも。次は、店長さんおすすめの南仏ワインを試してみよう。


帰りがけにもらったボージョレ・ヌーヴォーの広告も気になる。その酒屋さんは10種類用意しているらしい。これまた丁寧なコメントが書かれていて、その中で気になるワインが2種類。近々注文しよっと。



コメント
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ゆきみん
『人と出会い、ワインと出会い。
酒ってストーリーがあって、話に花が咲くからいいですよね。』
(2006/09/19 18:46)