日光3日目 ようやく癒しの旅。

(走行距離58キロ、登った標高差合計約600メートル)


朝から滝見風呂にも入り、さっぱりとした朝を迎えました。


朝ご飯の時、隣に座ったご夫婦が、「奥鬼怒スーパー林道っていうけど、林道を造った時点で自然破壊だよな。」と話している。


まあね。でも、それがなかったらこの秘湯にも入れないのよね。


オットいわく、「林業のための道だからね。」それなら仕方ない気もするけど、やっぱり自然破壊には違いない。


奥鬼怒温泉は「八丁ノ湯」を含めて4つの宿でなっています。これらの宿以外、民家も店も何もない。隣の集落まではかなり離れている。この4つの宿のために、水道をひいてるんだろうね。八丁ノ湯は、トイレは水洗だし洗面所もとてもきれい。


まあ、個人的に無責任な意見を言えば、あれだけの大自然の中にあるほんの一筋の林道ならば、別にいい気もする。私を苦しませたとおり、舗装もしてないし。ただ、あれ以上宿を増やしたり、建物を建ててしまうのは良くない。リゾート化などもってのほか。まあ、マイカーで行けないくらいだからリゾート化はないと思うけど。


ちなみに、私たちのような自転車や登山客以外のお客さんは、5キロくらい下った「女夫淵」というところまで送迎バスが出ています。


さて、宿の方にお礼を言って出発です。


こちらは、名物のガイド犬のゴールデンリトリバー。


名前は「チビ」。改名しないのかな。


ありがとう、宿の皆さん。笑顔で包んでくれる、いい宿でした。


送迎バスとすれ違いながら、「女夫淵」まで林道を降ります。昼間でも、下りの林道はやっぱりきつい。時速10キロくらいでじっくり下ります。ブレーキで腕がつりそう。。。


「女夫淵」からは舗装道路。しばらくは川沿いの快適な下りが続きます。舗装道路の下りは安心して時速30〜40キロくらい出せます。


日光駅へ戻るため、今日も山を越えます。まずは標高差約300メートル登った大笹牧場へ。


レストハウスで、オットはビーフカレー、私は牛丼、と牛づくし。残酷な夫婦とご批判ください。


そして、牧場で楽しみなのは、


やっぱ牛乳でしょ♪


そして、この牧場からは2つの道を選べます。近道だけどさらに標高差300メートル登って霧降高原を経由するか。遠回りだけど比較的なだらかな道を行くか。


ここまできたなら、霧降高原を選ぶでしょ。今回は間違いなく、この山越えで終わりだからね。


牛たちに癒されながら、のんびり登ります。


サルやキツネにも会いました。広々としてのどかで、気持ちいい〜。


今日は風景を見る余裕もあります。眼下に山々。あやしい雲行き。


昨日の坂に比べれば、300メートルくらいどうってことありませんでした。霧降高原を経由し、一気に坂を下ります。


ちなみに、霧降高原有料道路は9月26日以降無料になるそうです。今はまだ有料期間なので、自転車は1台につき100円でした。


次第に日光駅に近づき、ペンションが建ち並び、人も多くなります。


そして、ゴ〜ル!!!車を駐車している運動公園へ着きました!


いろいろあったけど、いやぁ、無事でなにより。もう、帰ってこれないかと思ったからなぁ。


たった3日間だけど、心身共にかなり鍛えられました。次は反省点を忘れずに計画しよう。


トンボを見ると、この日光の旅を思い出すことでしょう。


コメント
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●hiro-pg
『すごい旅をしてきましたね。
日光がこんなにサバイバルなところだとは知りませんでした。
無事に帰って来られてよかったね。
私は温泉だけ行きたいです。
アネ(・θ・)』(2006/09/14 17:07)

●axyxuxmxi
『*アネ
想定外にサバイバルでした。
日光のイメージが変わりました。
眠り猫の癒し顔にだまされた気分。
ちなみに、最終日に東照宮に行こうと思ったら、ぎりぎり閉館してしまい入れませんでした。
温泉に関して言えば、湯元温泉がにごり湯で気持ち良かったよ。
戦場ヶ原からすぐだから、手軽に行けると思います。』(2006/09/14 22:15)