Honeymoon♪
2005年12月、私たち夫婦はニュージーランドへ新婚旅行に行きました。もう半年以上たちましたが、忘れないうちに思い出を書き留めておくことにします。
注:写真中心ですが、とっても長いので、暇のあるときにでもご覧下さい。
1週間以上の休暇はめったにとれない私の仕事。土日+慶弔休暇+代休を3日分、さらに当直明けの日に出発することで、11日間の休暇を確保しました!職場の方々に多大なるご迷惑をおかけしたことを、ここにお詫び申し上げます。
11日間のうち、半分はマウンテンバイクの旅。ツーリングの距離は約415km。
私にとって、初の海外自転車旅行。今までは、北海道、東北、北陸など国内のみ。オットは1人で自転車でアメリカを横断したり、その他海外を何度も走ってます。オットの野生のカンを信じて出発しました。
日本では、テントなどキャンプ道具も積んで走りますが、今回は荷物を減らすためと、一応(?)新婚旅行ということで、キャンプ道具は家でお留守番。
でも、マウンテンバイクの旅は、1日でどこまで進めるかわかりません。なので、1泊目のB&B以外は予約せずに出発。行き着いた町で宿を探すという、ちょっぴりサバイバルな新婚旅行。
広大なニュージーランド、町と町の間隔は近くても30km、遠いと80km以上。どうなることかと思ったけど、一応野宿はせずに済みました。
ニュージーランドの12月は初夏。暑いけどカラッとしていて過ごしやすいです。でも、日本の紫外線の7倍と言われているほど紫外線が強いので、長袖を着て走った方が暑くありませんでした。
おおまかな道のりとしては、
クライストチャーチ〜テカポ湖・・・バスを利用。
テカポ湖〜マウントクック経由〜クイーンズタウン・・・自転車ツーリング。
その後、レンタカーで北西海岸沿いにクライストチャーチへ。
では、NZの旅へいってらっしゃ〜い。
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<1日目>
マウンテンバイク2台を段ボールに梱包して持って行きました。
1日目に泊まったChristchurchのB&B。
B&Bの裏庭でマウンテンバイクの組み立て作業。
<2日目>
バスでLake Tekapo「テカポ湖」へ。
Church of the Good Shepherd「善き羊飼いの教会」
テカポ湖の青さは言葉にできません。
写真にもうまく表せません。
ひたすらおどろきました。
テカポ湖からツーリングスタート!
ちょっと走っては、ちょっと休憩。先が長いからね。
こちらはLake Pukaki「プカキ湖」。奥に見えるのがMt.Cook「マウントクック」。
2泊目の予定地、Twizelの町に到着。
Twizelの交番。
ニュージーランドでは、右も左もお腹の中も羊でいっぱい。。。
夕飯はラムステーキ♪
<3日目>
いよいよマウントクックを目指す。
縦長のプカキ湖沿い50kmを走り続けました。
なんというスケールの大きさ!
丸刈りされた羊の親子。
マウントクック国立公園の区域内に入る。
3日目はマウントクックのふもとにある高級ホテル♪に付属の安めのロッジに宿泊。。。
この日の夜もラム肉。ラムステーキ♪
イギリス系なので料理は期待してなかったけど、どこも結構おいしかった。
<4日目>
朝食はホテルのビュッフェで腹ごしらえ。
そして、マウントクックを出発。
銅像は、マウントクックを開拓したエドモンド・ヒラリーさん。
至るところに咲き誇るルピナスの花。
途中、ポツンとあったカフェ兼スカイダイビングショップでお昼ご飯。
カプチーノを頼んだら、こんなのが来ました!
意外だったけど、疲れた体にはうれしい♪
4泊目の予定地、Omaramaに到着。
OmaramaはMerino Townと呼ばれていて、特に羊毛業が盛ん。といっても、小さな小さな町。バスの観光客がトイレ休憩に立ち寄る場所だったようです。
この日のMotel。1泊朝食付きで約3500円!
でも、夜中にバーでパーティーをしていて、騒音で眠れませんでした。。。
Motelで飼ってる羊。Supreme Champion Merinoに選ばれたらしい。
この日の夕飯はMotelのレストランで。
オットはフィッシュ&チップス、私はラムチョップ。
見た目も味もダイナミックだったけど、疲れた体にはなんでもおいしい。
そして、ビールが体に染みわたる。。。
<5日目>
朝ご飯もボリューム満点。
この日は峠越えが待っていたので、しっかりエネルギー補給。
Omaramaを出発。
この日のメインはLindis Passを越えること。
ツーリング最終目的地のQueenstownまで171kmかぁ。。。
あともうすぐでLindis Pass!
それにしても、車がほとんど通らない。
ようやく着きました!
バナナで一服。
あと50km走らないと、町がないからね。
再び走行。
木陰に集まる羊たち。羊も暑いんですね。
Lindis Passから50kmの町、Tarras。
でも、小さな町で宿がないのであと30km走らなくては。
Tarrasのカフェで遅いお昼ご飯。
ひと休みしたらすぐに出発。
日が暮れるまでに次の町で宿を探さないとね。
5泊目の予定地、Cromwellに無事到着。
この写真の後、なぜかそのまま転んでお尻にアザをこしらえました。
この日はMotelに宿泊。
コテージ風で緑が多く、快適でした。
Omaramaの交番。
<6日目>
朝ご飯は、近くのパン屋でサンドウィッチ、スーパーでキウイを購入。
さすがニュージーランド、キウイだけはやけに安い。
OmaramaのOld Town
Omaramaを出発し、Queenstownを目指す。
途中のフルーツショップで冷た〜いアイスを堪能♪
警察官が立寄り。
事件かと思いきや、大量のフルーツをパトカーのトランクに入れていきました。
日本にも似た渓谷の風景。
ニュージーランドはバンジージャンプ発祥の地。
残念ながら、この日はだれもやってませんでした。
Queenstownが見えてきました♪
でも、見えてからが遠い。。。大きな町に近づくと、車が多くて大変。
ツーリングの終着点、Queenstownに着きましたー!
この達成感を待っていた!
今日のMotel。
湖の見える部屋は高いので、ちょっと安い部屋でガマンガマン。
フィヨルド観光のため、ここには2泊しました。
<7日目>
朝からバスでのエコツアーに参加し、フィヨルドランド国立公園観光。
マイクを付けた、ガイド兼運転手のおじさんが案内してくれます。ずーっと英語でしゃべり続けてたけど、半分も聞き取れませんでした。。。
参加者は15人くらい。オーストラリア、フランス、ドイツなど、各国から参加。ほとんどみんな、バックパッカーでした。
途中、羊の群れに立ち往生。
目的地のミルフォード・サウンドまではバスで5時間くらい。到着すると、船でフィヨルド観光。
岩場でオットセイが休憩中。
滝マニアの私にはたまりません。
帰り道。
ケアというニュージーランドに多くいる鳥。いたずら好きで、すぐにモノをくわえて行ってしまうらしい。
バスはこんなバス。
日本のバスの使い古しらしく、ドアに「自動扉」と書いてありました。
夕暮れのバスの中。
陽気なオーストラリアのおじさんが、酔って歌を歌ってました。
<8日目>
朝、湖を見ながら朝マック。
Queenstownでレンタカーを借り、Wanakaへ向かう。
途中、Arrowtownに立ち寄る。100年以上前、ゴールドラッシュで栄えた可愛い町。
Wanakaでお昼ご飯。
ムール貝(マッスル)のおいしさに目覚め、この日から毎日のように食べました。
借りた車は、生まれて初めてのフォード♪
北西海岸沿いのHaastまで行き、8泊目の宿を探す。
こじんまりしたB&Bを発見し、ここに決定。
宿から海岸まで散歩。
そして夕暮れ。
<9日目>
朝、用意されていた朝ご飯。
B&Bって、ほんとに便利。
海岸沿いを北上。ウエストランド国立公園へ。
フォックス氷河を観光。
カフェでお昼ご飯。
オットも私もここに飾ってあった絵が気に入り、新婚旅行の思い出に買っちゃいました♪
写真右側の、三連になってる絵と、あともう一つ小さい絵を購入。
このカフェで、自転車ツーリング中のカナダ人の夫婦と2歳の子に会いました。仕事を休職し、6ヶ月かけてニュージーランドを走る予定らしい。子供はキャリーに乗せて、旦那さんの自転車の後ろに固定されてました。
そんな旅もあるんだなぁ。子供ができたら、自転車の旅は無理だと思ってました。しかも、夫婦とも40歳くらい。なんだか勇気づけられました。
メールアドレスをもらったけれど、間違っていたのか送信できず残念。
さらに足を進め、フランツ・ジョセフ氷河へ。
9泊目は海沿いの町Hokitika。
丘の上の、眺めの良いB&Bを見つけました。その名も”TOP VIEW”。
おじいちゃん、おばあちゃんが経営しているB&B。夜8時に到着したにもかかわらず、大歓迎してくれました。夜8時でも、昼間のように明るい。
2階の食堂からの景色はすばらしい!
部屋もとってもきれい。
暗くなってから、おじいちゃんが近くの洞窟へ案内してくれました。ここには、光る虫(名前は???)がいて、地元の人も見に来てました。
帰ってきてからも、紅茶を飲みながらおしゃべりタイム。数年前までは内陸のJacksonsというところに住んでいたらしい。こちらのご夫婦の名前もJacksons。先祖代々住んでいたらしく、懐かしそうに当時のことを話してくれました。
昔、ホームステイをしていた日本人のお話もしてくれました。
<10日目>
朝、再び2階食堂からの風景。
なんと、海とマウントクックを一望!
別れを惜しみながらも、ご夫婦とさようなら。
今日中にChristchurchへ戻らなくては。
この橋、車と電車と、両方走れるんです。
Jacksons夫妻が以前住んでいた場所を通りました。
ちょこちょこ寄り道しながらChristchurchへ。
お昼は小さな町のカフェで手作りのミートパイ。
無事に予定通りChristchurchへ到着!
10泊目は1泊目と同じB&B。
自転車をくずして、預けていた段ボールに梱包。ぎりぎりで車に2台載りました。トランクにも入ってます。
最後の晩餐は、やっぱりラムステーキ。
最初から最後まで羊でいっぱい。
<11日目>
朝、空港に車を乗り捨てて帰国の途へ。
飛行機からみたニュージーランドの大地。
思い出いっぱい、いい旅でした〜♪
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と、こんな感じです。
私はオットと出会ってからマウンテンバイクに乗るようになりました。自転車での旅行は、車や電車では見過ごしてしまう小さなことにも気付くことができます。自然の音、香り、空気の鮮度、すれ違う人の表情。。。
とはいえ、体力もなく、自他共に認める運動音痴の私。体力の限界はすぐに来てしまい、あとは気力、忍耐力の勝負です。
私、気力と忍耐力だけは自信があります。仕事で培ってますから。
自転車旅行は、正直言ってつらいこともしょっちゅうあります。夏の北海道では熱中症状態になり、東北の奥入瀬では過呼吸になり。。。弱音を吐くこともたくさんあります。
でも、走り終えた後の達成感は、ほんとに快感です!「自分で自分をほめてあげたい」状態です。
その後のビールの味も、また格別です♪
つらく苦しかったことも、達成感と化学反応をおこして「いい思い出」に変わります。そしてまた旅に出たくなります。
来月、また国内を自転車で旅する予定です。
コメント
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# shina_pooh
『一気に読んでしまいました。
素敵な新婚旅行ー!あゆみん夫とでなきゃできませんよ、そんな貴重な体験。でも、ほんとよく頑張ったね。415km?!さぞや大きな達成感。
アメリカもスポーツとして自転車をしてる人がすごく多くて、車でも急な山道をすごく辛そうに一生懸命こいでます。ああいう人を見ると「あ、あゆみん夫だ。。」と思い出してしまう(笑)うちも自転車買ってみる?と言ってますが、スポーティな夫婦ではないので。。うらやましい。
羊かわいい♪ラム肉大好き♪(←肉の中で一番好き)その後のビールの旨さも格別でしょう♪』 (2006/08/19 02:36)
# ゆきみん
『僕もニュージーランド、旅行させてもらった気分になりましたー。ありがとう。素敵な旅でしたねぇ!写真も最高!何より、さぶうぇぃさん&あゆみんっぽぃ旅行なのがGood!』 (2006/08/19 11:50)
#axyxuxmxi
『さきほど、9泊目にお世話になったB&BのJacksons夫妻にメールして写真掲載許可を得たので、写真を追加しました。個人旅行へ行く方は絶対オススメのB&Bですよ!
*しなさん
ラム肉、おいしいよね♪
ニュージーランドはワインも有名だけど、運動の後はどうしてもビールを欲してしまい、結局ワインを飲んだのは最後の晩餐だけでした。
*ゆきみん
いやいや、ゆきみんの写真の腕には負けますわ。また露天風呂の猿とか撮りに行きたいね。』
# まうまう
『さいこー!』