エミコ&スティーブとの出会い。
先週末、相模湖ピクニックランドにMTBの試乗会へ行った。オット同期のS家も一緒。今回の目的は、私達夫婦の夢である「ユーラシア大陸横断」に向け、そろそろそれなりの自転車を見繕おうというもの。
いくつかのメーカーのブースが並ぶ中、オットが加入しているJACC(日本アドベンチャー・サイクリストクラブ)のブースを発見。そこでなんとなく見たことのある人がお弁当を食べていた。近づいてみると、憧れのエミコ&スティーブではありませんか!
5年ほど前、私がMTBに乗り始めたころ、エミコさんの著書を読んでエミコ&スティーブの自転車世界旅行について知った。私にとっては憧れの方々であり、まさに「雲の上の人」。今回のイベントに来ることは知っていたけど、遠目にしか見られないと思ってたので感激♪
私が2人の大ファンだと聞いてエミコさんがお弁当を中断して近寄ってきてくれて、世界旅行について1時間近く色んなお話やアドバイスをしてくれた。エミコさんはとっても気さくで明るくて、うまく言い表せないけど本当に魅力的。そして、とってもキレイな目をしていたのが印象的だった。
エミコさんがしてくれたお話はどれも現実的で参考になることばかり。いただいた大切な言葉たちを、ここに書きとめておこう。
「目標を必ず決めること。そうしないといつまでもダラダラしてしまう。最初の目標が達成できれば、それが自信になる。目標が達成できなくてもいい。それで何か他の目標が見つかることもある。」
「期待と意識の違いを知る。期待をしないことが大事。期待をして、それがなされないと怒ったりイライラしたりしてしまう。でも、それは相手のせいではなく自分のせいだということに気づかなくてはいけない。期待をしないことで、意識が高まっていく。」
「旅行中、夫婦でずっと一緒にいればケンカをするのは当たり前。でも、長引かせないこと。どうしてもわかりあえず、何度も言い合いをしてしまうことについては、しっかり話し合う。感情について、分かり合えるまで話し合うことが大切。」
「苦しいときは、自然の声を聞き、自然と一体化する。吹雪のときも、吹雪と一体化すれば辛くない。」
「ラクなことは覚えていない。辛いことほど、いい思い出になり、自分の宝物になる。」
世界旅行や病気を通じ、エミコさんが乗り越えた苦難は数が知れないだろう。それだけに、言葉の重みが違う。本当に出会えてよかった。夢のユーラシア大陸横断に向け、ものすごく勇気付けられた。
別れ際、エミコさんは、お守りといって、ネパールのコインをくれた。
私の一生の宝物♪
思いがけない触れ合いに、とってもとっても心が温まった一日だった。
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<おまけ>
翌日、JACCの例会があると聞いて、オットと一緒に参加した。エミコ&スティーブも参加していたので、前日エミコさんと一緒に撮った写真の裏ににサインをしてもらった。
一緒に写真を撮れなかったことを知ったスティーブが、写真の左上に何やら書き出した。“Steve Hiding.”
おちゃめだなぁ。
2人は5月にまた世界旅行に旅立つ。
気をつけて!そして思いっきり楽しんできてくださいね!