ワカサギのひとりごと。


おいら、ワカサギ。
生まれも育ちも群馬県嬬恋村
氷の下でうたたねするのがもっぱらの楽しみ。


おや、誰かがおいらの方へ近づいてくるぞ。


おい、何しやがんだ。昼寝の邪魔をする気か。


はは〜ん、おいらの仲間を釣ろうってんだな。
そんな安物のエサに引っかかるやつなんかいるもんか。


だいたい、おいらはグルメなんだぞ。
おいらが好きなのは、こういうプリプリとした。。。


パクッ。。。


うっ、そんなバカな。。。


こんなはずじゃ。。。


こんなはずじゃぁぁぁ。。。


*******


先週末、氷上ワカサギ釣りのため群馬県嬬恋村のバラギ湖へ行ってきた。ここは、カンパーニャ嬬恋という施設で、あの無印良品が経営している。無印良品ってこんなことにまで手をのばしてるのねぇ。


実は、氷上ワカサギ釣りは私達夫婦の毎年恒例の行事。松原湖、赤城大沼、榛名湖など、過去に4回挑戦済み。私の憧れから始まり、毎年オットをつき合わせている。しかし、結果はいつも惨敗。。。4年間かけて、釣れたのは榛名湖での2匹だけ。。。


テレビで見てると簡単そうなのに、意外と釣れないものなんです。特に氷上釣りは群れを探りにくい。まあ、時と場所と腕(←大事)によりますが。。。


初めてのときは30匹くらい釣るつもりで、準備万端で臨んだ。釣れるものだと思ってたのよぉ。はりきって天ぷらの準備までしたのに。。。抹茶塩まで作っていったのに。。。2回目からは何も準備をしなくなりました。


それでも、なぜか冬が来ると行かなくてはならない衝動に駆られる。
ワカサギが私を呼んでいるのだ!


いつもは夫婦2人で行っているけれど、今回はオットのお父さま、オットの弟くんも参加。弟くんは氷上は初めてだけど、ボートでのワカサギ釣りはよく行くらしい。いやぁ、たのもしいわぁ。
弟くんいわく、私達が今まで行った湖は釣れないことで有名らしく(ちっ)、色々検索して、今回のバラギ湖を探し当ててくれた。


しかーし、はりきって始めたけれど、やっぱりなかなか釣れない。待てども待てども釣れず、体が凍りつかんばかり。。。


当たり前だけど、氷上はほんとに寒い!!!ただでさえ寒いのに、風は吹くわ、雪は降るわ。。。足は寒さで完全に麻痺してるし、手も凍傷になりかけている。鼻水がたれていることにも気づかないほど、顔の感覚がなくなっている。北海道のスキー場より寒いよ。。。


ワカサギは群れで行動するから、群れが下を通れば、ばんばか釣れるはず。でも、当たりすらないし、ほんとにいるのかなぁ。今年も0匹か。。。


責任を感じ始めたのか、弟くんが周りの人を偵察して回る。すると、離れた所に20匹くらい釣ってる人がいるとのこと。よし、そこへ移動しよう!お昼までの予定だから、残りあと1時間。


で、移動したとたん、やりました、わがオット!5年目にして初めての快挙!
そうしている間に、私も!
続いて、弟くん!
そして最後にすべりこみでお義父さん!


結果は、
オット父 2匹
オット弟 3匹
オット  4匹
私    7匹
4人で計16匹。


予定よりは少なかったけど、一時は「0匹かも」とさえ考えたので、大漁大漁!ちなみに、私の成績が良かったのは、弟くんがいい竿を貸してくれたおかげ。もう少し粘ればもっと釣れたかも知れないけど、帰りが遅くなってしまうので断念。


あまりの寒さに、帰りは湖畔の温泉に駆け込み、じんわり温まってから帰りました。これも目的のひとつだったりして。


釣ったワカサギちゃんたちは、オット実家へお持ち帰り。お義母さんに料理してもらい、夢にまで見た“ワカサギの天ぷら”が目の前に!自分で釣った魚って、ほんとおいしい!ようやく出会えた味に、ただただ感動。じ〜ん。。。


そんなこんなで、また釣り熱が復活してきてしまったわ。以前は職場の人とよくアジ、キス、カワハギ釣りに行ったなぁ。久々に行きたくなってきたぞ。あの、ピクピクという当たりの瞬間がたまらない!


「氷上」にこだわらなければ、相模湖でもワカサギ釣りができるらしい。相模湖なら1人でも行けるから、今度行ってみよっかなぁ。


♪ あ〜あ〜、日本のどこかに〜、
  私を〜待ってる〜ワカサギがいるぅ〜。。。